最低試験…
あまりお勉強得意じゃないから、学生の頃から試験にはいい思い出はないが、今までで最低だった試験の思い出。
高校を卒業した直後からフランス語を習い始め、学生時分の専門は国文学のくせにせっせとフランス語の勉強をしていた。(大きな声では言えないが、本当は仏文科に行きたかったのに受験英語が苦手で国文学に行かざるを得なかった…)
悪い頭でも根性で勉強を続け、仏検1級が手に届きそうな所までやって来た。しかし、1級は年に1回しか試験が無いし、受験料も高いので受験も慎重だった。
そして満を持して迎えた初めての1級受験。終了時間ギリギリである単語のスペルを迷い、書き換えてしまった。書き換えた後も迷ったが、そのまま時間となり答案を提出。あとは、結果が届くのを待つのみ。
すっかり仏検の事も忘れていた頃、結果を知らせる便りが届いた。結果は、、、1点足りなくて1次試験不合格😱。その上、例の単語のスペルは書き換えたが故に間違っていた。
果たして、そのスペルミスが無いだけで合格したかどうかは分からないが、足をバタバタさせたくなる程悔しく自分を責めた。1点で明暗が分かれ、不合格という奈落の底へ落ちてしまい、悔しくて悔しくて仕方なかった。
しかし、試験はまた1年後にやってくる。気持ちを切り替え「次は受かるぞ!」と気合を入れ直した。
1年が経ち、2回目の受験。席に着くなり私は愕然とした。
前の席の人がとんでもなく臭かったのだ。
体臭がキツイとかそういうレベルでは無く、軽く見積もって半年はお風呂に入っていないだろうと思われる臭い。服も体も全てが臭い。
それは他の人の集中力をゼロにする作戦なのか?単に極端にお風呂嫌いな人なのか分からないが、そのお陰で全然集中出来ないどころか、試験中に何度も吐きそうになった。もうこれは試験じゃ無くて拷問なのではとさえ思った。
そして、その拷問からしばらくして結果が届いた。結果は不合格…。合格点までは10点以上足りなかった。それを見た途端、「もう仏検は嫌だ…」と思ってしまい、それ以来受けていない。
その後、目標をDALF のC1にして、こちらは無事に合格。そうじゃないと私、可哀想すぎる…